- 検電器などの質問 -
Q1. HTE-610L型の白色LEDライトがすぐ消えてしまうのですが異常でしょうか? -
HTE-610L型の白色LEDライトは電池電圧が2.0V以下になると自動的に消える設計です。電池容量が少ないなどの「粗悪な電池」をご利用になった場合は、短期間で2.0V以下になってしまい点灯しなくなります。この場合、違う電池メーカの新しい電池と交換してください。
Q2. HTE-610型が動作したままで止まらないのですが。 HTE-610型はお客様で感度調整が可能です。感度ダイヤルを左に回すと高感度(鋭敏)になり、誘導が多いなど周囲の環境によっては動作したままで、止まらない場合がございます。このような場合は、電池消耗が早くなる場合もありますので、感度調整ダイヤルを右に回してご使用ください。
Q3. HTE-610型の取扱い説明書はどこにありますか。 製品台紙裏面に記載しております。
Q4. HT-670型は極性・導通をはかることは可能ですか?また、導通をはかる検電器はありますか? ACの接地側の判別は可能です。
しかし、DCの極性・導通をはかることは出来ません。
また弊社ではそういった機能を持ち合わせた検電器は製作致しておりません。
Q5. HT-680Dシリーズはゴム手袋を装着した状態で検電できますか? HT-680Dシリーズはゴム手袋を装着した状態で交流は検電可能ですが、感度が鈍くなります(HT-680DB/DBSは、AC100V系以下の検電ができなくなります)。しかし、直流は検電することが出来ません。 このような状態で直流を検電するには、直流検電端子(握り部横の黒いゴム)に「アースに接続された線」を接触させれば検電出来ます。
【注意】DC非接地回路には使用しないで下さい。
Q6. HT-680D型とHTE-610型の相違点は? HT-680D型は、使用電圧範囲AC、DCともに50〜600Vで、交直両用の裸線専用低圧検電器です。
HTE-610型は使用電圧範囲AC50〜600Vで、交流専用の被覆の上からでも検電可能な低圧検電器です(出荷時は、IV2sqにて40Vの感度調整で出荷しております)被覆上でも動作するタイプですので、御使用頂く場所によっては死線活線の判別が難しい場合がございますが、ドライバーレスでお客様で感動調整が可能です。
Q7. HSF-7型に製造番号はありますか? ロットで製造しており、個別の製造番号は設けておりません。
例えば、下の画像のように表記されており、「製造2021.6.H」は「2021 年6月17日製造」及び「製造ロット番号 2019.6.H」を意味します。
末尾のアルファベットは、A=10日・B=11日・C=12日・・・T=29日・U=30日・V=31日となります。従って「末尾のH=17日」となります。尚、1日~9日の場合は、末尾にその数字を表記します。
Q8. HSF-7型が100V回路で反応しないのは何故でしょうか? 既知の電源(コンセント等)又は検電器チェッカ(検電器試験器)で検電器の動作確認をして下さい。
検電器が正常に動作する場合は、100V回路の確認をして下さい。
非接地回路の100V回路では、HSF-7型は動作しない場合があります。
こういった場合は、動作開始電圧が50V以下であるHT-620型、HT-680Dシリーズ、HT-670型 もしくはHTE-610などの低圧用検電器を御使用下さい。
Q9. HSF-7型を使って検電したところ、電位のない所でも反応したのは何故でしょうか? 次の2つが考えられます。
①周囲の充電物による静電誘導を受け検電対象物に電圧が発生している。 検電する対象物が停電していて接地されていない場合、近くに他の充電物があると 静電誘導により電圧が発生し、この電圧に反応して動作する場合があります。
②周囲の充電物による静電誘導を受け人体又は検電器自体に電圧が発生している。 作業者が充電物近くで検電する場合には、作業者自身が付近の充電物による静電誘導 を受け帯電している事があります。 こうした場合、検電対象物が停電状態であっても検電器の両端には電圧差が生じている 事になり、この電圧により検電器が動作する場合があります。
対策としては、充電物より離れアース側から近づいて検電して下さい。
Q10. HS-7型,HSA-7型は修理対応可能ですか? 当製品は廃番製品である為、修理に必要な部品が無い場合がございます。
その場合は修理が不可能となりますので、現行機種であるHSF-7型を御購入頂くことをお奨め致します。
Q11. HSS-6,HSS-6Bで操作棒を短くした状態で高圧を検電出来ますか? 検電出来ます。しかし、必ず絶縁ゴム手袋を装備してください
Q12. HSS-6,6Bで絶縁電線OC線(60sq・38sq)の上から3.3kVを検電できますか? 仕様上 φ5mmのOC線にてAC1000V±200V(対地間電圧)「動作開始電圧(対地電圧)は1500V」となっています。 この時、線間電圧は1000×1.732=1732Vであり、絶縁電線の径が大きくなるほど動作し易い為ご質問の条件においては検電可能です。
Q13. HSS-6型の電池交換をしたところサイズが合いませんが… 電池金具のへたりが生じていますので修理が必要です。 へたりは電池交換時の衝撃などが主な原因です。また、電池(LR44)の厚みはJIS規格によって5.0〜5.4mmと定められておりますが一定の厚みではありません。 この為電池交換時に薄い電池に偏ってしまいますと、電池の接触不良が発生する場合があります。 ※電池の接触不良は動作不良の原因となりますので電池交換後は必ず動作点検を行って下さい。
Q14. HSN-6A型とHSN-6型の相違点は? 使用電圧範囲が変わりました。
品名 HSN-6型 → HSN-6A型
電圧 AC100〜25kV → AC100〜7kV(※10.5kV)
DC50〜21kV → DC50〜7kV(※21kV)
※ケーブル耐電圧試験時のみAC10.5kV,DC21kVまで使用可能(ただし、絶縁棒を伸ばして絶縁手袋を装着してください。)
Q15. HSN-6A型は耐電圧試験(AC10.5kV)に使用できるか 以前からAC耐電圧試験への適用要望があったが特別高圧作業であるため危険と判断してお断りしておりました。しかしながらご要望が多い為、再検討した結果、①絶縁棒を伸ばして離隔距離を確保する。②絶縁手袋を使用する。の2条件を守れば問題ないと判断しました。
なお耐電圧性能はAC50kV(1分間)を確認しており全く問題ございません。
(注意)
耐電圧試験時に接地(対地)側を検電確認する際、充電部からの静電誘導により人体もしくは検電器本体から接地側に微小な電流が流れて検電器を動作させる場合があります(逆誘導と言います)。その場合は検電器に接地線を取りつけますと、逆誘導による不要動作を防止する事が出来ます。この様に不要動作の懸念がある為、接地線の無いAC高圧専用検電器HSS−6B,HSG−6等では耐電圧試験へのご利用は推奨しておりません。
Q16. 接地線の圧着端子が変形しているが、そのまま使用して良いか? 接地線圧着端子の変形やキズ・破損は、接地線外れの原因になりますので使用しないで下さい。 接地線が外れた状態では、直流電路の検電ができませんので感電事故の原因になります。
【補足 作業前点検時の注意事項】
必ず作業前点検で接地線の断線や圧着端子の変形、キズや損傷が無いかを確認してください。
接地線の圧着端子を検電器接地端子に外れないようにしっかり固定してください。
固定後は、端子の金属部が露出しないよう絶縁カバーで覆ってください。
また接地線圧着端子に負荷がかからないように取扱いに注意願います。
負荷がかかると、圧着端子の変形により接地線外れの原因になります。
またやむを得ず、負荷がかかる場合はビニールテープなどで接地線を絶縁棒に固定して負荷を分散するようにしてください。
Q17. HS-1.5NR型、HS-1.5NR型の操作棒は着脱可能ですか? はい。頭部+操作棒2本継ぎ仕様になっています。
Q18. HS-90N型の動作開始電圧は? AC1000V ±20%、 DC3000V ±20% となります。
Q19. HS-20N型で検電する時、高圧ゴム手袋の着用は必要ですか? 労働安全衛生規則第344条(特別高圧活線作業)では、特別高圧の充電電路の接近限界距離は22kV以下で20cm、22kVを超え33kV以下で30cmとなっており、HS-20N型では離隔は保てますが、安全のため絶縁用保護具を着用する事をお勧め致します。
Q20. HS型検電器の絶縁棒の材質は? ガラスFRP(Fiber Reinforced Plastic)略称:GFRPです。
表面はウレタン塗装を施しております。
Q21. HS-1.5NR型検電器の検知部および接地線にチェッカーHLA-N1を接続し、チェッカーのスイッチオンした時に検電器が緑点滅する場合があるが正常か? 検電器(又は検電器チェッカー)の異常です。使用しないで下さい。
Q22. HS-1.5NR型検電器で、チェッカーHLA-N1の赤又は青線のみを検電器検知部に接続し、もう一方を接地線に接続しない状態でチェッカーのスイッチオンした時に、検電器が発音発光する場合があるが正常か? 検電器チェッカーの高周波ノイズにより検電器が交流動作している状態です。
動作することは異常ではありませんが、チェッカーの使用方法が正しくありません。
必ず検電器検知部および接地線にチェッカーの赤・青線を取り付けてください。
また、チェッカーでの確認は、極性を変えて(クリップをつなぎかえて)2回行ってください。
どちらか一方でも発音発光しない場合は、検電器(又は検電器チェッカー)の異常ですので使用しないで下さい。
Q23. HST-30型は、被覆上から検電可能でしょうか? 3〜34.5kVの使用電圧範囲ですが、被覆はφ5mmOC線で3000V以下(対地間電圧)の動作開始電圧ですので、6kV以上の絶縁電線の検電は可能です。
Q24. HVC-1.5N2で直流耐圧試験時に充電されていることの確認を行ったところ、0V表示となる。 直流耐圧試験器の出力が負極性になっている可能性があります。 HVC-1.5N2は負極性の電圧は検電できない仕様になっております。
もし、負極性であれば、試験器のアースを検電器の先端部、試験器の出力を検電器の接地極(マグネット部)に接続していただきますと、正常に動作します。 (試験は必ず接地確認の緑ランプが点灯している状態で行ってください)
Q25. HVC-1.5N1型からHVC-1.5N2型になり、何が変更されたのですか? ①残留電荷を素早く放電し、作業着手の待ち時間を短縮(放電性能が10倍アップ)
②操作棒収納時の全長が1300mmと大幅に短縮
③質量は約4kg (-800gの軽量化)
④ブザー音量の調節が可能
⑤電圧表示パネルを液晶からLEDに変更(夜間作業などで確認しやすい)
Q26. 風車式検電器WM型の操作棒は伸縮式ですか? 伸縮式です。各種別の操作棒については下記表を参照下さい。
Q27. CL-1-06で検電器HST-W80JSをチェックしたいが、CL-1-06を使用しても反応しない(ダイアル30) 検電器の操作棒を伸ばすと一番細い節にラベルが貼られています。そのラベルの少し上を(但し金属部分には触れないよう注意)片手で握り、もう片方の手で検電器チェッカーを動かしてみてください。
Q28. CL-1-06で風車型検電器WM型275号をチェックしても反応しない。 WM22号〜154号では、検電器の先端金具にCL-1-06の放電部を当てると反応します、WM275号では、風車の中心部へ放電部を当ててください。
Q29. CL-1-06で高圧/特高用検電器をチェックしても反応しない。 高圧/特高用検電器をチェックしても動作しない場合は、絶縁棒の一番細い節にラベルが貼られている場合は(貼る必要のない機種もございます)そのラベルの少し上で金属に触れない部分を、ラベルが検電器本体のすぐ下に貼られている場合はラベルの少し下を片手で握り、もう片方の手で検電器チェッカーを動かしてみてください。
ただし、古い検電器ではラベルが貼られていない場合があり、位置がわからない場合がございます。このような状況で検電器がチェック出来ない場合は営業までお問合せお問い合わせください。(貼る必要のない機種もございます)
Q30. HX-6型やHXW-1型は電池交換を自分で行っても良いでしょうか? はい。交換して頂いて問題ありません。 交換方法は取扱い説明書に記載しておりますので、参照下さい。
Q31. ワイヤレス検相器(HP型シリーズ)が鳴りっぱなしになるのですが・・・ 送信側・受信側のテストボタンを押しても鳴りっぱなしになる場合は、電池が弱っている事が考えられます。電池を交換の上、再度テストを行って下さい。
電池を交換しても鳴りっぱなしになる場合は、機器の故障が考えられます。
電池を入れただけで鳴るという場合も同様に機器の故障であると思われます。
Q32. HS-7型,HSA-7型は校正試験は可能ですか? 可能です。ただし、著しく感度が外れていた場合などで修理が必要な場合、校正できません。
Q33. HS-7型,HSA-7型の電池は何ですか? 四角い9V乾電池6F22(S-006P)になります。
Q34. HT-610α型の取扱い説明書はどこにありますか。 製品台紙裏面に記載しております。